2016年04月18日

2016年 第76回皐月賞 予想と買い目の話

2016年 第76回皐月賞
〜日本で猛威をふるう母母父サドラーズウェルズ〜

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予想と買い目

◎リオンディーズ 単勝 3万円 はずれ
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競馬をよく見ていて、血統に少しでも興味のある方なら、サドラーズウェルズという種牡馬の名前はよくご存知だろう。
サドラーズウェルズの血を引く馬はパワーと持久力に優れ、ヨーロッパの重たい芝に抜群の適性を示した。
自身は2011年に没したが、後継種牡馬のガリレオなどを通じてそのDNAは世界中に拡散している。

日本の軽い芝を走るにあたっては、サドラーズウェルズの血は重厚すぎて足かせとなるイメージを持つ方が多いだろう。
もちろん私も、彼に対してその印象を強く抱いている。
事実、サドラーズウェルズの直系種牡馬は、JRAの種牡馬ランキング上位50頭まで見ても1頭しかランクインしていない。
競走馬の血統表を眺めるのが私の日課だが、その名前を見つけるだけでいくらか割り引いて見てしまうほどに「サドラー嫌い」だという自覚がある。

ところが近頃は大レースで「この馬はサドラーズウェルズの血を引いているから大したことはないだろう」と、ナメてかかっていた馬が勝つパターンが非常に増えてきた。
高松宮記念を制したビッグアーサー。牡馬クラシックを賑わすエピファネイア、リオンディーズきょうだい。
古馬GIを制したトーセンラー、スピルバーグきょうだい。そしてダート界を席巻するラニ、アウォーディー、アムールブリエきょうだい。
挙げ始めればキリがないが、パッと思い浮かぶだけでもこれだけ名前が出てくる。

これらの馬の血統表を眺めて気がついたのは、祖母の父がサドラーズウェルズだということ。
遺伝力が非常に強い大種牡馬ゆえに、直仔や母父の代ではその重厚さがネックとなったが、代を経て他の血と混ざり、薄まることで丁度いい濃さになっているのではないだろうか。
まだ仮説の段階だが、マイルドになった重厚さが、母系を支える強力な支柱と化しているとすら思える。
私にとって底力の代名詞といえばリボーやハイペリオンだが、そこへサドラーズウェルズも名を連ねつつあるのかもしれない。
昨年、POGのドラフトで「サドラーズウェルズの血を引くキングカメハメハ産駒はいらない」とリオンディーズを切り捨てた私だが、恥を忍んで皐月賞の本命に挙げてみよう。
馬券は潔く単勝のみ3万円だ。レース後には、母母父サドラーズウェルズ時代の到来を感じている私の姿があるだろう。和解の時が来た。

【レース後】
驚異的なレコードタイムで母母父サドラーズウェルズが皐月賞を制した。ついに日本にもサドラーズウェルズの時代が来たのだ。バンザイ、サドラーズウェルズ。
もちろん勝ったのは・・・、8番人気の伏兵・ディーマジェスティ。
そう、母母父サドラーズウェルズはもう一頭いたのである。
ちくしょう!

おわり
posted by Lion at 01:48 | Comment(0) | レース回顧 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月01日

障害レースの馬券研究(1)

ご無沙汰してます、僕です。
世間的には「血統予想の人」になっているのですが、
最近はもっぱら障害レースの研究をしています。

なぜ障害レースの馬券を買いたいのか、それは…
・ライバルが少ない
・世間の予想精度が低い
・出てくる馬が少なく覚えやすい

要するに、「儲けやすい」要素が揃っている(と思う)から。

予想するのに知りたい要素はたくさんありますが、まずは
・「障害レースにおける馬の能力とは」
・「コースごとの特性」
について考えたいと思います。
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posted by Lion at 23:31 | Comment(0) | 障害レース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月13日

ウチパクスペシャルとは

ブログ読者の皆さん、ご無沙汰しております。

突然ですが、「ウチパクスペシャル(勝手に命名)」についてご存知ですか?

簡単に説明すると、
・内田博幸騎手が
・過去に行き足があまりつかず微妙にポジションが取れなかった差し馬を
・いきなり無理やり先行させて、叩き合いに持ち込んでそのまま押し切る


戦法のことです。

今年で言えば5月30日の薫風Sなどが典型でしょうか。
著作権の関係で動画を貼れないので、一度JRA公式ページから動画を見てみてください。
過去4走後方から追い込む競馬をしていたシンキングマシーンを、
テン乗りで突然先行させ12番人気ながら見事勝利させています。

今年の内田博幸騎手は1〜3月の不調もあり、
全体成績は640戦して55-57-58-470(勝率8.6%、連対率17.5%、複勝率26.6%)【単回68 複回75】
と、およそ控除率以下の数値です。

ですが、逃げ先行馬に限定すると状況が一変します。

◆脚質上り別集計
集計期間:2015. 1. 4 〜 2015.10. 4
全体
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脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
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平地・逃げ 447- 324- 249- 1651/ 2671 16.7% 28.9% 38.2% 173 139
平地・先行 1156- 1144- 994- 5600/ 8894 13.0% 25.9% 37.0% 122 121
平地・中団 709- 805- 945-11318/13777 5.1% 11.0% 17.8% 60 64
平地・後方 181- 227- 317-10578/11303 1.6% 3.6% 6.4% 23 28
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内田博幸騎手
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脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
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平地・逃げ 14- 9- 5- 22/ 50 28.0% 46.0% 56.0% 321 152
平地・先行 28- 32- 27- 97/184 15.2% 32.6% 47.3% 96 113
平地・中団 11- 10- 22-188/231 4.8% 9.1% 18.6% 37 65
平地・後方 1- 5- 4-158/168 0.6% 3.6% 6.0% 4 22
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全体より優秀な部分を赤字、全体以下の成績の部分を青字にしています。

前に行く時は買い、差し追い込みの時は消し。
これは馬券の鉄則ですが内田騎手の場合は特に顕著と言えるでしょう。


ここからは私見丸出しになるので参考程度にとどめて頂きたいのですが、
・内田騎手はポジション取りの意識が高く先行を強気に試みる
・良い意味で諦めが悪く、先行争いが激しくても譲らない
・馬を真っ直ぐ走らせる事、バテかかった馬を保たせる技術に優れていて一旦先頭に立つとしぶとい

といった印象があります。

今関東所属で最も人気馬に騎乗しているのは戸崎騎手ですが、
内田騎手と戸崎騎手は同じ騎乗依頼仲介者(エージェント)です。
エージェントが人気馬を戸崎騎手に回してて、そのぶん割を食っている可能性があります。
弱い馬で差し追い込みの競馬をして勝つのは難しいですから、逃げ先行に活路を見出したいといったところでしょう。
内田騎手の積極策は、馬券を買う身としてはとてもありがたい事ですね。


コースでいうと、東京ダート1400mが一番のオススメです。
今年の成績は以下のとおり。
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コース 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値 単適回値 平均着 平人気
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東京・ダ1400 7- 3- 9-16/35 20.0% 28.6% 54.3% 193 186 167.7 5.8着 6.0人
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・スタートからゴールまで芝を一切走らないこと(芝でダッシュがつかない馬の不利がなくなる)
・コースが広い為騎手の意識が後ろに向きやすく、前にいる優位性が大きいこと

などが好走の要因だと私は考えています。
東京開催はまだまだ続きますから、ダート1400mではウチパクスペシャルに注目してみてください。

以上、ご拝読いただきありがとうございました。
posted by Lion at 02:44 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする