2014年01月12日

今週の芝の新馬戦勝ち馬評価

今週の芝の新馬戦では知り合いの出資馬が勝ち上がったり、POG指名馬が勝ったりしました。
どの馬からも素質を感じたので、この土日に行われた3つの芝コースでの新馬戦の勝ち馬評価を、気まぐれで書いてみようと思います。

土曜中山6R(芝2000m):マリアライト(めす・美浦:久保田貴士厩舎)
父ディープインパクト、母クリソプレーズ。
半兄にジャパンダートダービー勝ちのクリソライト、母の全弟にジャパンカップダート勝ちのアロンダイトなど。
当馬の兄や叔父にダートGI勝ち馬が居るように、パワーと底力を秘めた配合。
底力の問われる、上がりのかかる条件が向くタイプ。
この馬のパワーや底力は主に母父エルコンドルパサーに由来していて、具体的にどのあたりから来ているかと言うと、
Special=Lisadellの4×4・3クロスやら、
父Kingmamboの母母父父Graustark(RibotとHyperion、Son-in-Lawの組み合わせ)やら、
Nureyev≒Sadler's Wells3×2クロスやらに由来しているわけです。

で、その濃厚かつ強烈なクロスを、当馬の母母キャサリーンパーが継続しているしているんですな〜。
Sadler's Wellsの母父Bold Reason≒キャサリーンパーの父父Never Bendになっていて、これらの母母Be Faithfulがなかなか強烈な相似配合。
名牝La Troienneの強烈なパワーがここで継続されています。

Ribotの8×4クロスも見逃せません。Ribotの底力もキッチリと抑えられています。
三代母Rajput Princessの父Prince TajがBacteriophage≒Mumtaz Begumの3×2クロスになっている点も、Prince Bioが子孫に強く伝えたドロッと斬れる感じを増幅しています。

上がりのかかる条件がいいというのはこの血の影響が大きいと見たからです。

シアトルスルーの母父Poker、キャサリーンパーの父RivermanからNasrullah×Princequilloのニックス配合をクロスさせている点もGoodです。直線の長い府中コースでも最後までストライドを伸ばし続ける事が出来るでしょうね。

13.0-12.1-13.5-12.4-12.8-12.7-12.1-12.0-12.1-12.1という前が止まらない展開を、出遅れから外を回して差しきったというのは相当強い内容です。
オークスに出てきたら面白い存在でしょうね。


土曜京都6R(芝1600m):チョコレートバイン(めす・美浦:加藤征弘厩舎)
父ディープインパクト、母シャンクシー。
半兄にアーリントンC2着、ポートアイランドS勝ちのオリービンなど。
当馬の上は全て中央で2勝以上を挙げており、母シャンクシーは非常に優秀な繁殖と言える。

この肌にディープインパクトを付けたのは今年が初めてだが、これがなかなかいい組み合わせで、
ディープインパクトの五代母Hypericum≒シャンクシーの母父父父父Aureoleのニアリークロスが発生するんですなー。
母父のZilzalというやつもなかなかデキるやつでして、ディープと相性のいいNureyevを父に持っていたり母母Bold Exampleがラトロパワーを中心とした米血がこびりついたような母にBold Ruler×Princequilloのニックス配合を持ってきてて、これが小柄に出やすいディープ牝馬の貧弱さをよく補っているというわけです。
お母さん似のマイラーで、これがきょうだいで一番出世するんじゃないかな、と思ったり思わなかったり。
関東馬が関西の芝1600m以上の新馬戦に遠征をして勝ったのは2008年のロジユニヴァース以来らしく、大物の期待が高まります(PO馬なので頑張ってくださいお願いします)。
あわよくばハープスターやレッドリヴェールを脅かす存在になってくれないかしら。


日曜京都6R(芝1800m):レッドルシファー(おす・栗東:矢作芳人厩舎)
父ディープインパクト、母ヴァレンティン。
5番仔。兄弟に活躍馬は居ないが、三代母Muffitysの子孫にタイキシャトル、ピースオブワールドなど。

この馬が募集された当時、東サラの会員だった僕はこの馬の血統表を見て「Sadler's WellsにMill Reefの組み合わせのお母さんなんて、足が遅そうでとてもじゃないけど日本の高速馬場じゃ対応出来なそうだよなぁ」とだけ思って、カタログの次のページをめくりました。
それがですよ、京都の1800mの新馬戦であっさり勝ち上がるだなんて、おどろ木ももの木さんしょの木ですよ。
この距離に対応できた理由を自分なりに探っている最中なのですが、現時点の仮説としては…。

・母父King of Kingsが日本向け
サンデーサイレンス系×King of Kingsと言えばブライトラインさんがいますね。
芝とダートの両方で重賞を勝った足の速いお馬さんです。
僕はまずこのKing of Kingsとかいうよく分からない種牡馬について調べる事にしました。
するとですよ、主な勝ち鞍:愛ナショナルS、英2000ギニー(ともに8f)とあるじゃないですか。
「エッこいつマイラーだったの」というのがまず驚きです。サドラーっつったら漏れなく中長距離、そんな固定観念が僕の頭にへばり付いてたわけです。
ヨーロッパの中長距離といえばサドラーなわけで、そいつを短距離馬にしたオカンはよっぽど頑固なんやろなぁ…と血統表を見てみました。
こちら
ん…?A 1にHabitat?ニホンピロウイナーの血統表で見たことあるぞ…?
ニホンピロウイナーの血統表を見たら、父スティールハートがまさにそれでした。
血統表はこちら
Zummerudd≒スティールハートなわけで、ヴァレンティンの三代母はタイキシャトルのおばあちゃんなわけで、なるほどこの辺から良質なマイラー的要素を引き継いでるんだなと一人合点がいってウンウンと頷いておりました。

こいつもひょっとすると大物かもしれませんよ。次走が試金石ですね。

ここまで書いて三頭ともディープ産駒な事に気付き、「ああ、なんだかなあ」と思った今日このごろでした。

おわり
posted by Lion at 21:47 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする